「ずっと、一緒さ」

 森林の中にどれほどの生物が「ずっと、一緒さ」なのでしょうか?隣り合わせたミズナラは、お互いに枯れる事無く、切られる事無くいれば、数百年の月日を「ずっと、一緒さ」なのでしょう。

 でも、それは植物の話です。動物はどうなのでしょう。生物は遺伝子を如何に広範囲に広げるかが生きる意味です。となると、ほとんどの動物は「ずっと、一緒さ」という訳にはいかないでしょう。しかし、鶴居村の名物のタンチョウは死ぬまで同じパートナーとつがいでいる「ずっと、一緒さ」という事です。そうはいっても先に死に別れたりすれば、もちろん新しいパートナーと結ばれるそうです。

 私の推測は「タンチョウのパートナーはけっこう入れ替わっているのではないのか?」という事です。これを実証する根拠は「ツルは千年、カメは万年」です。千年も同じパートナーでいる事は生物学的に不健康です。

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