二酸化炭素排出の歓迎

 「吟醸鼎」で飲んでいた時、隣の人と話が盛り上がりました。「俺は今、地球に悪い事をしている。今こうやって生きているし、呼吸をしている。地球温暖化を進めている」といったような事を言いました。

 地球上の生物は、共生と競争といった関係に生きています。

 地球温暖化といった流行で、息をしている事すら悪い事と捉えてしまう人が生まれています。地球が生まれ、窒素と二酸化炭素が生まれました。植物が生まれ酸素が生まれました。二酸化炭素が無くなる前に動物が生まれ二酸化炭素が無くなる事が無くなりました。

 二酸化炭素は空気の1%もありません。ウィキペディアでは0.037%ほどの濃度とされています。恐竜は二酸化炭素が無くなって絶滅したという説もあります。植物が繁茂し過ぎて光合成で二酸化炭素が無くなったので、恐竜の食料となる植物が光合成ができなくなり絶滅の危機に瀕したからです。食料の植物が無くなれば動物は絶滅します。

 動物は呼吸をして二酸化炭素を作らなければ、植物とともに絶滅してしまうのです。人は地球上の最大の二酸化炭素発生生物です。人は二酸化炭素を発生し続けなければ生きながらえません。つまり、人は呼吸をする事が生きる意味の最初の一歩なのです。人は自ら死んではならないのです。問題はバランスです。無駄な二酸化炭素を排出する事は人の生とは別の意味での問題です。それも、自然を見れば見えてきます。

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