風のガーデン

 昨日放映の「風のガーデン」を見ることができました。倉本聰作品をオンタイムで初回を見たのはこの作品が始めてです。私は30年ほど前から山田太一派でして、倉本聰作品は見る事はありませんでした。

 現在では、山田太一作品も見る事はなく、過去の人となっています。

 今回の「風のガーデン」の視聴は、今現在倉本聰さんの富良野自然塾と「子どもの森づくり運動」でお付き合いがあるからです。

 私の倉本聰作品との出会いは「北の国からー遺言」でした。「北の国から」が終わるとの事で見てみたのです。それからずっと「北の国から」をさかのぼりました。

 私も平成6年に東京から北海道に移住したのですが、「北の国から」に影響された訳ではありません。東京が嫌になったからです。そんなところから「北の国から」をわざと見なかったのもあります。

 「風のガーデン」の初回はやはりがっかりしました。倉本聰作品の色が濃く出ていました。「北の国から」と同じ臭いがするのです。現実感が乏しいのです。「さー、ドラマが始まるよ」といった感じです。もちろんこれが好きな人もいますから、これは私の個人的な感想に過ぎません。私ももう少し酒が入っていれば感想はがらっと変わっていたかもしれません。作品とはそういった要素が強いのです。

 倉本聰作品は、最終回からさかのぼれば全てが許されるのかもしれません。ちょっと作りが濃いのか、もってきかたが強引なのか、自然に入っていきづらいものがあるのかと感じます。中井貴一と伊藤欄に強く感じました。これは単なるその前の番組の「とんねるずのした」に原因があるのかもしれません。

 でも、2回目を楽しみに思う倉本聰作品の凄さを感じます。2回目も見てみたいです。

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