調査

 今日は二つの会議に参加してきました。いろいろと考えさせられどっと疲れました。私が突拍子もない人間だと改めて実感しました。森や湿原をいろいろと調査されて、その調査結果を報告していましたが、それに対していろいろと質問や感想をいろんな方が述べていました。とても皆さんが興味深く熱心に聞いているのを私は驚いてしまうのです。

 調査がどのような形でされようと、その調査結果はただ単にその調査の結果であって、そのフィールドの全体像では決してないのです。フィールドの全体像をイメージする一つの結果でしか過ぎないのです。

 しかし、その結果があたかもそのフィールドの全体像のように話してみたり、調査方法を検討してみたりとしているのです。調査ポイントが数メートルずれただけでも全く違った結果が生まれる事もあるのが自然なのに。

 調査は結果を出すためのものであって、そのフィールドの全貌を知るものではないのです。その結果は公共事業の理由づけになり、ほとんどの場合その公共事業は実施されるでしょう。そのための調査なのですから。その流れをあたりまえのように理解していながらどうして熱心に討論されるのかが私には信じられません。

 やはりみなさんは公共事業推進なのでしょうか。別の発想がないのでしょうか?

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