森のキモチ「ゴジュウカラ‐留鳥‐シェチカプ」


「青い鳥」
「ゴジュウカラだ。頭を下にして木にとまれるんだ」
「木をおりて行ってる」
「凄いね。こんなことができる鳥はほかにはいないんじゃないのかな?」
「あったかくなったからこの森に来たの?」
「ゴジュウカラはいつもいる鳥なんだ。一年中見ることができる。そんな鳥を留鳥って言うんだ」
「りゅうちょう?」
「そう。留まっている鳥。暖かくなると来る鳥は渡り鳥なんて呼ぶ」
「アイヌの人はゴジュウカラのことをなんて呼んだの?」
「フン食う鳥」
「フン?」
「そう。ウンコのフン」
「フンを食べるの?」
「食べないと思うんだけど、何でフン食う鳥と呼んだのかは僕は分からない。とってもきれいな鳥なのに。フン食う鳥と呼ばれるからにはなんかあるんだろうね」
「ウンコ食べてたんじゃないの?」

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