福岡正信の粘度団子(ねんどだんご)


 たぶんNHK教育テレビの福岡正信の番組を大家さんの家で見せてもらいました。「自然農法わら一本の革命」の著者です。2008年の8月に死去されたようです。

 なるほど面白い考え方をしたものだと感動しました。日本の第一次産業の農林水産は、いままでずっと人為的な行為で生産性、歩留まりを高める技術を開発しようとがんばってきました。

 自然には、人間が今まで開発しようとしてきた人為的な生産性技術以上のシステムがある事を未だに気付かずにいるのです。受け入れようとしないのです。それは何故でしょうか?自然農法では研究費として国家予算が採れないのでしょうか?

 経費をかけずに生産性を高めるためには、自然のシステムをいかに取り入れるかにあります。これは林業にも言えます。この不景気で経済効果のために多くの税金が森に向けられています。益を得ているのは一部の林業業者です。益を得てるはずの会社に解雇される人もでるのです。これ以上書くのはまた次の機会とします。まだ時期相応ではないのかと。

 自然から生産性を高める事をせずに、いつまで行政・政治・経済からの生産性を追求するのでしょうか?自然をないがしろにしたら人間社会のバランスはいつか崩れるでしょう。

 山中慎一朗はそれを会社に主張しました。先代は同じ想いでしたが、今はそうではないようです。残念です。

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