釧路湿原キラコタン岬あきあじ沼


 北海道新聞の記者から電話での問い合わせがありました。「キラコタン岬にシャケ沼ってあるんですか?」「???」

 電話だったので最初は何のことやらと思いましたが「シャケ=あきあじ」でした。「あきあじ沼はあります」「あきあじ沼にシャケ上るんですか?」「???」
 私はあきあじ沼にシャケが上ったところを見たことがないので「たぶん上るからあきあじ沼と名がついたと思います」とのいい加減な返事でした。

 はたして秋鮭(あきあじ)は上っているのでしょうか?今まで「あきあじの遡上を見た」という話は聞いたことがありませんでした。実はこのあきあじ沼はいろいろと曰く付きで多くを語れないポイントでもあります。
 あるガイドのエコツアーで、あきあじ沼の中に裸足でお客さんを入れて自然を満喫してもらっている等との新聞記事が掲載されまして、「そこまでやってもエコツアーなのか?」との声が聞かれたりもしました。釧路湿原国立公園の特別保護地区なのです。

 私はそんなことはしませんが、そこまでやるガイドが一人ぐらいいても良いかと思います。たぶん他にやっているガイドはいないと思いますから。ガイドみんながやるようになったらインパクトが心配なので自粛も考えなければいけませんが、一人のガイドが年に数回するぐらいでしたらエゾシカ以下のインパクトかと思います。

 そういったわけで「キラコタン岬あきあじ沼」は検索してもヒットしないほどタブーなのか?それとも単に忘れられているのか?

 今年こそ「あきあじの遡上」を確認してみたいと思います。

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