津南町の森林セラピー基地を二人の森林セラピーガイドと歩いた。岡村昌幸さん(50歳)と根津和博さん(48歳)。
津南は中部の森林セラピー基地となっている。中部には13の森林セラピーの森がある密集地域。
東北の森林セラピーガイドとはやはり雰囲気が違った。
今回の二人の森林セラピーガイドは、どちらも力みが感じられない。おもてなし感もさらっとしていて、観光系のマニュアル感がなく、ネイチャーガイド系の威圧感もない。山中慎一朗への警戒感もない。
岡村さんが今回のメインガイド。根津さんはサポート。岡村さんはノルディックウォーキングの指導員ということで、山中慎一朗にもポールが用意されていた。写真を撮るのにいちいちはずさなければいけないので、ポールを持つのは気が進まないのだが、後でポールのありがたさを知ることになる。
まずは、ポールを使ってストレッチ。岡村さんは「まずは足首から」の一言。その後は何の指示をするわけでもない。一人でストレッチを進める。山中慎一朗もそれをまねしてみる。
今まではガイドの指示に従って、準備運動をするものと思っていたが、プライベートな森林セラピーだったら、こんな雰囲気もアリなのかと思った。ガイドは指示をするのではなく、やって見せる。お客様はそれを見て、まねても、思い通りしてもいい。そんな準備運動でも森林セラピーには問題ないのかと。
まずは岡村さんからコースの説明。どんな森でも歩くガイドにお任せの山中慎一朗には必要ないが、とっても大切なことのように感じる。
樽田の池を抜けて、じょんのびコースに入る。「じょんのび」と方言の名がついたコースは初めてだ。「この温泉はじょんのびだ」と使われる方言とのこと。
岡村さんは「あんまりおしゃべり上手じゃないんで」とのことだが、とても優しい話し方をされる。お話もさらっとした感じで、深くなく量も少ない。
根津さんは森の歴史をサポート。やはり重くなくさらっと。多くは語らない。
明るい杉の人工林?を抜けると、ブナの森の中に入る。まったくの別世界が広がる。「暑い夏には最高の森の涼み」と一休みできるスペースがある。
森林セラピーのエビデンスのサインがあるが何の解説もない。山中慎一朗だからではないような雰囲気。ただ森を感じるのか?
しばらく歩くと衝撃を受けた。ブナの純林だ。ブナ以外の木が目に入ってこない。白いブナに包まれる。森林セラピーの旅で、これまでずっとブナの森の中を歩いてきた。もう、ブナに飽きてきたのに、ここは凄い。
津南町のブナの純林の森。
山中慎一朗の今まで歩いた森の中で、これほど白いブナに包まれた森はなかった。岡村さんは「ブナは秋により白くなる」と感じるそうだ。
岡村さんおススメの「沈黙の時間」。何もしゃべらないで、ただ森にたたずむ。森の音に包まれる。人口の音は何もしない。本当に静かな森。なぜ?と思えてしまうほど。
本当に美しい絵のようなブナの林だ。クロモジの葉をちぎって香りを楽しんだ。岡村さんは一人でキノコや実、虫を見つけて楽しんでいる。何かはわからない。それが何でもいい。ただそれを見つけることを楽しんでいる。何の解説もない。「こんど親父に教えてもらお」なんて言っている。
新しく森林セラピーロードを整備している。周遊コース。できればこちらも方言の名をつけてもらえればと。手作りのこれからのコース。山中慎一朗が森林セラピーで何が楽しいかと言えば、コースの整備だ。森林セラピーを楽しもうという方にも是非とも体感してほしい一押しが、森林セラピーのロード整備にある。もちろん森林セラピーの贈り手側もプログラムに組み込んでもらいたい。手ノコだったらそれほどの危険もないのかと。
新設のコースには看板も階段もない。人が手を加えた感が何もないのだ。歩きやすいように灌木が切られ、下草が刈られている。ただ、ブナの森を歩いている。とても絵になる。
ここでポールのありがたさを感じる。通常の散策路のように手入れがされていない自然の森を歩くには、ポールは大きな助けとなる。これからはそんな散策路もあるのかと感じた。ガイドと共に、スキルを磨いて森を歩く。
津南町の森林セラピーガイドの旅は、多くの森の写真を撮らせていただいた。今までの森林セラピー基地の中で初めてのことだ。森林セラピーガイドを主役とした今回の旅。森のビジュアルが主役となってしまった。
なぜ?なのかと思ったら岡村さんが最後にちゃんと答えを、
「お客様の森との会話をじゃましないように」と教えてくれた。
津南町の森林セラピーはとてもプライベートな優しい森林セラピー。誰に会うこともなく楽しませてもらえた。最後に地元の方とお会いしておしゃべりも。
「多くの方に楽しんでもらいたいけど、多くの方に来てほしいわけではない」と二人の森林セラピーガイドが声をそろえた。そんな森林セラピー基地が津南町にある。お申し込みは津南町役場地域振興課グリーン・ツーリズム推進室。現在は根津さんが担当。
森が主役の森林セラピー。森林セラピーガイドの岡村さんがプレゼントしてくれた。岡村さんのご指名もお忘れなく。「森林プロデューサー山中慎一朗のブログを見た」と言ってもらえれば話は早い。
津南は中部の森林セラピー基地となっている。中部には13の森林セラピーの森がある密集地域。
東北の森林セラピーガイドとはやはり雰囲気が違った。
今回の二人の森林セラピーガイドは、どちらも力みが感じられない。おもてなし感もさらっとしていて、観光系のマニュアル感がなく、ネイチャーガイド系の威圧感もない。山中慎一朗への警戒感もない。
岡村さんが今回のメインガイド。根津さんはサポート。岡村さんはノルディックウォーキングの指導員ということで、山中慎一朗にもポールが用意されていた。写真を撮るのにいちいちはずさなければいけないので、ポールを持つのは気が進まないのだが、後でポールのありがたさを知ることになる。
まずは、ポールを使ってストレッチ。岡村さんは「まずは足首から」の一言。その後は何の指示をするわけでもない。一人でストレッチを進める。山中慎一朗もそれをまねしてみる。
今まではガイドの指示に従って、準備運動をするものと思っていたが、プライベートな森林セラピーだったら、こんな雰囲気もアリなのかと思った。ガイドは指示をするのではなく、やって見せる。お客様はそれを見て、まねても、思い通りしてもいい。そんな準備運動でも森林セラピーには問題ないのかと。
まずは岡村さんからコースの説明。どんな森でも歩くガイドにお任せの山中慎一朗には必要ないが、とっても大切なことのように感じる。
樽田の池を抜けて、じょんのびコースに入る。「じょんのび」と方言の名がついたコースは初めてだ。「この温泉はじょんのびだ」と使われる方言とのこと。
岡村さんは「あんまりおしゃべり上手じゃないんで」とのことだが、とても優しい話し方をされる。お話もさらっとした感じで、深くなく量も少ない。
根津さんは森の歴史をサポート。やはり重くなくさらっと。多くは語らない。
明るい杉の人工林?を抜けると、ブナの森の中に入る。まったくの別世界が広がる。「暑い夏には最高の森の涼み」と一休みできるスペースがある。
森林セラピーのエビデンスのサインがあるが何の解説もない。山中慎一朗だからではないような雰囲気。ただ森を感じるのか?
しばらく歩くと衝撃を受けた。ブナの純林だ。ブナ以外の木が目に入ってこない。白いブナに包まれる。森林セラピーの旅で、これまでずっとブナの森の中を歩いてきた。もう、ブナに飽きてきたのに、ここは凄い。
津南町のブナの純林の森。
山中慎一朗の今まで歩いた森の中で、これほど白いブナに包まれた森はなかった。岡村さんは「ブナは秋により白くなる」と感じるそうだ。
岡村さんおススメの「沈黙の時間」。何もしゃべらないで、ただ森にたたずむ。森の音に包まれる。人口の音は何もしない。本当に静かな森。なぜ?と思えてしまうほど。
本当に美しい絵のようなブナの林だ。クロモジの葉をちぎって香りを楽しんだ。岡村さんは一人でキノコや実、虫を見つけて楽しんでいる。何かはわからない。それが何でもいい。ただそれを見つけることを楽しんでいる。何の解説もない。「こんど親父に教えてもらお」なんて言っている。
新しく森林セラピーロードを整備している。周遊コース。できればこちらも方言の名をつけてもらえればと。手作りのこれからのコース。山中慎一朗が森林セラピーで何が楽しいかと言えば、コースの整備だ。森林セラピーを楽しもうという方にも是非とも体感してほしい一押しが、森林セラピーのロード整備にある。もちろん森林セラピーの贈り手側もプログラムに組み込んでもらいたい。手ノコだったらそれほどの危険もないのかと。
新設のコースには看板も階段もない。人が手を加えた感が何もないのだ。歩きやすいように灌木が切られ、下草が刈られている。ただ、ブナの森を歩いている。とても絵になる。
ここでポールのありがたさを感じる。通常の散策路のように手入れがされていない自然の森を歩くには、ポールは大きな助けとなる。これからはそんな散策路もあるのかと感じた。ガイドと共に、スキルを磨いて森を歩く。
津南町の森林セラピーガイドの旅は、多くの森の写真を撮らせていただいた。今までの森林セラピー基地の中で初めてのことだ。森林セラピーガイドを主役とした今回の旅。森のビジュアルが主役となってしまった。
なぜ?なのかと思ったら岡村さんが最後にちゃんと答えを、
「お客様の森との会話をじゃましないように」と教えてくれた。
津南町の森林セラピーはとてもプライベートな優しい森林セラピー。誰に会うこともなく楽しませてもらえた。最後に地元の方とお会いしておしゃべりも。
「多くの方に楽しんでもらいたいけど、多くの方に来てほしいわけではない」と二人の森林セラピーガイドが声をそろえた。そんな森林セラピー基地が津南町にある。お申し込みは津南町役場地域振興課グリーン・ツーリズム推進室。現在は根津さんが担当。
森が主役の森林セラピー。森林セラピーガイドの岡村さんがプレゼントしてくれた。岡村さんのご指名もお忘れなく。「森林プロデューサー山中慎一朗のブログを見た」と言ってもらえれば話は早い。
今日は。津南町森林セラピーガイドの岡村です。
返信削除山中さま、私のつたないガイドを上手く表現していただき、ありがとうございます。
津南町の森は、まだまだ手つかずの自然がそのまま残っています。
四季それぞれ姿を変え、趣がありますが、私としては、やはり新緑の頃、雪とのコラボレーションが一番好きです。
ご希望があればご案内しますので、ご連絡下さい。
山中さまがおいでの時には、コースのご案内しかせずに失礼しました。
森の中で食べていただく、津南町のおいしいものが詰まったセラピー弁当や、森の中での丹田呼吸法、メディテーション等その方にあわせたメニューも用意してありますので、是非今度おいでいただく時にはご体験下さい。
岡本さん、コメントありがとうございます。実際のガイド体験を書かせていただいただけです。本当に良い勉強になりました。
返信削除新緑残雪のコラボレーションとなると6月頃でしょうか?これから北上するタイムングとあえば嬉しいです。是非とも寄らせていただきます。
岡本さんもいろいろとネタをお持ちなのですね。岡本さんの「森との会話」は山中慎一朗のお気に入りです。これからもいっぱいおしゃべりしてください。森と。