岩泉町の早坂高原森林セラピーロードの旅

 今日は岩泉町の早坂高原森林セラピーロードを歩いた。全国42の森が認定されている中で、5ヶ所が「森林セラピーロード」、37ヶ所が「森林セラピー基地」となる。

 早坂高原森林セラピーロードは森林セラピー基地ではなく、森林セラピーロード。今回は森林セラピーガイドをメインとして回っているので、森林セラピーロードには森林セラピーガイドはいないのかと思い、立ち寄る予定ではなかったのだが、時間が空いていたので、せっかくだから歩いてみることにした。

 早坂高原ビジターセンターでお話を聞いたら「案内するガイドがいる」とのことで、岩泉町観光協会に問い合わせしてもらった。「お花のガイドはいますが、森林セラピーガイドはいません。町民のために認定してもらったので、外向けにはPRしていません。森林セラピーとしての活動はしていません」とのこと。

 保健師が何かのインストラクターの資格を持っているとのことで、これからの展開が始まるよう。

 一人で森林セラピーロードに認定されている道を散策してみた。まずは駐車場から入る道。そこは舗装された車道で、なぜ?こんな道が森林セラピーロードなの?とがっかり。

 次は、国道を渡った森林セラピーロード。森林セラピーのサインがあり、実験結果のピクトグラムのサインも。そこは、とても手入れがされた素晴らしい森林セラピーロードだった。ウッドチップ舗装で並んで歩ける。森がメインの散策路。春から秋は花もメインとなるだろう。特別なメインステージはないが、移り変わる森はとても素晴らしく周回路となっている。まさしく森林セラピーのために作られたロードだ。

 同じようなウッドチップ舗装が駐車場側にもあったので、そちらも歩いてみることに。こちらも素晴らしい。草花も木も種類が多く、目を楽しませてくれる。舗装道路の一部分と砂利の小道を使えばこちらも周回路となる。距離的にもアップダウンの勾配にしても申し分ない。森林セラピーにはもってこいだ。

 入り口には、芝の広場、東屋、ベンチもあり、駐車場にはトイレも食堂もある。条件のそろった素晴らしい森林セラピーロードだと感じた。なぜ?こんな散策路が森林セラピーロードに指定されていないのかと思ったら、認定後の昨年に整備されたとのこと。なるほど。

 外にPRすることなく、人があまり来ない、静かな森林セラピーロードを町民が楽しむ。これも森林セラピーの大切な要素だと考えさせられた。

 観光地となっていない人が少ないロードは、森林セラピーの必須条件だ。お花の好きな方にはもってこいの森林セラピーロード。山中慎一朗もここで森林セラピーをご案内したいと思った。

コメント