11月21日の「森の会話」は「散りぎわは美しく」。
「どうして木は紅葉するのか?」と天気予報でもこの時期の話題となる。そこで出てくるのがアントシアニン等。「森の会話」では、そんな言葉は出てこない。
「散りぎわは美しく」である。「葉を散らす前に花を咲かせ、散りぎわは美しくあるため」に木は紅葉する。
イチョウは青い空の中で黄に光る。自然の色の美しさに気づかせる。
モミジは真っ赤に染め、赤い葉のじゅうたんに立つ裸木は、厳冬への生命力を感じさせる。
イロハカエデのように黄から赤に移り変わる艶やかさを演じる木もある。この上なく美しい散りぎわだ。
もちろん全ての木の散りぎわが美しいわけではない。ミズナラは落ち葉らしい茶をかなでる。散りぎわが美しくない木が、紅葉の美しさを際立たせる。
常緑樹の緑が、いっそうのコントラストをつくる。
果たして山中慎一朗の人生は、どんな散りぎわとなるのだろうか?あなたはどんな散りぎわをイメージしているのでしょうか?
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