「俺も40で死ぬ」と思い込ませた男「松田優作」。山中慎一朗は46になっても生きている。まだハリウッドデビューもしていない。
ただ、40からは別な生き方を始めたのかと思う。まだ、松田優作のように死ねるほどの事をしていない。
ほんの偶然で見てしまった。見る気は毛頭なかった。そんなところから離れた生き方をしていた。でも何故、そんな時間にテレビの前に行ってしまったのか?本当に不思議だ。
呼ばれたのだろうか?
誰に?
久しぶりに松田優作を思い出した。死が報道された日に、渋谷の井の頭線ガード沿いの居酒屋「ももたろう」で親友と酒と共に夜を明かした。
今、松田優作が生きていたらどんな生き方をしているのだろう。香川のような生き方をしているのだろうか?そんなことは無い。生きていれば61だ。別な生き方をしていることだろう。
松田優作は40であそこまで生きた。それが出自なのか?では、二人の兄はどうなのか?香川も出自なのか?松田優作に共鳴している人も出自なのか?
あんな生き方をしたのは、単に松田優作だから。
25で松田優作の死に直面した山中慎一朗は、46になっても単に山中慎一朗の生き方をしている。香川照之は45。まだ松田優作には近付いてもいない。山中慎一朗のことも覚えていないだろう。
これも何故か手元にある「ブラックレイン」でも読みながら今宵はおやすみなさい。
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