無駄な動きをせず、無駄な電波を使わず。

 東北地方太平洋沖地震後、静岡県浜松市に移った山中慎一朗は、東北関東大震災はメディアとネットの中のものとなった。

 無駄な動きはせず、無駄な電波を使わないよう、じっとしていた。

 何不自由なく生活していたが、そうでもなくなってきた。トイレットペーパー、米などの買い占めが始まっているようだ。在庫がなくなっている店が増えている。

 日本人はやはり健在だった。いつの時代も変わらない。

 といっていても、わざわざ遠くの店まで買いに行くのもバカらしいので、同じように買ってしまうことになる。店側から次の入荷のお知らせがあれば、治まるのかもしれない。

 東日本大震災は、糸魚川静岡構造線で大きく分かれた。50Hzと60Hzの境界線。

 震災時は、長野県阿智村ヘブンスそのはらSnow Worldにいた。60Hzエリア。その後、同じく60Hzの静岡県浜松市に移動。電気、電波とも支障がなかった。

 震災の夜は、広島の中学二年生のニコニコ生放送ユーストリームUstream.tvのNHKミラー放送で、地震の凄まじさを知ることができた。回線はNTTdocomoデータ通信。

 浜松市では計画停電もない。周波数が変換できる融通最大電力は現状100万kW(ウィキペディア)と少なく、60Hzエリアには何の損傷もない。

 国の天然記念物、日本の地質百選にも選定されている大断層が、50Hzと60Hzの境界線となっていることによる人的災害ともとれる。

 携帯電話の電波も大断層より西は何の問題もないようだ。東側との連絡は全く取っていない。受け取っているだけ。

 ガイドツアーは、ほとんどキャンセルとなった。山中慎一朗は西日本で何をしよう?

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