岳-第18集

予想通りの結末。

山家の多くが山で死ぬ。

救助隊、ガイド、登山家、登山客。

道路に出なければ交通事故で死ぬことはない。

山に行かなければ山岳事故で死ぬことはない。

ガイド、装備、経験、体調、気象、偶然、さまざまな状況から死が生まれる。

「○○すれば山で死ななかったのに」

未だにそんなことを言う山家がいる。

交通事故と同じで、トンネルは崩壊するし、崖は崩れるし、道路は浸水するし、薬中ドランカーは暴走する。

人は死ぬ確率の中で生きている。

三歩の人生は山の時間が長かった。

「○○すれば山で死なない」なんてものは無い。

「最後のひとりを救助に行かなければ…」三歩ではない。

80歳、90歳になれば自然と三歩は山で死ぬ。

山で死ぬ人は、交通事故で死ぬ人よりも少ない。

なのに決して山で死んではならない。

どれほどの人が事故で死んでも道路に入れなくなることはないが、山に入れなくなることはある。

森林セラピスト山中慎一朗は、「ここまですれば森で死なないでしょ」といった森林セラピーをご案内している。

もちろん、これも絶対ではない。

コメント