となりのトトロ結核サナトリウム

サツキとメイのお母さんは身体が弱く、一家で田舎に引っ越してくる。

昭和30年代初頭の転地療養のお話し。

弱ったお父さんも、疲れたお母さんも、健康なサツキも、元気なメイも、一家で森の時間を過ごしにくる。

平成20年代の森林セラピーのお話し。

トトロには会えないが、森林セラピスト山中慎一朗に会える。

昭和30年代は結核の死亡率が高い。

日当たりや空気、湿度などの環境の良い高原や海浜のサナトリウムに移って療養する。

「不治の病」と言われ、空気感染の恐れがある結核は隔離の意図もあったのかと。

現在も強制入院となる患者があるが、結核病棟は都市部にあり転地療法はされていない。

投薬療法が一般的。

薬で治るようになれば環境に頼ることはない。

森林セラピーは転地療法とごっちゃにされることがあるが、全く別物。

植物が発するフィトンチッドによって、免疫力・アンチエイジング効果等を高めて、美と健康と癒やしにつなげる。

フィトンチッドたっぷりな新鮮な空気の中に身を置き、自然な状態で呼吸によってフィトンチッドを吸う。

深い森に入れば、人口汚染されていない純粋な空気でフィトンチッドが吸える。

全てが環境だより。

昔のような環境を活かした医療は、無くなってしまうのだろうか?

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