トランジションタウン?自然真営道=森林セラピー

朝日新聞「私の視点」2013・2・16に掲載されたトランジションタウンの記事。

1753年に医師・思想家の安藤 昌益(あんどう しょうえき)が出した『自然真営道』。

「上の身分の者がいなければ、下の者を責めて奪いとるぜいたくな欲望もなくなり,下の身分の者がいなければ,上の者にへつらってとりいることもない。ゆえに恨み争うこともなく,乱軍の出ることもなく,上に立って天下を盗みとって上の者たちに盗みの根を植える者もなく,下にあって財貨を盗むものもなく……貪りとる者もなければ,貪られる者もなく,自然も社会も一体となり,自然の営みの中で社会全体で耕し,それ以外に何一つ人為的な行いはない。これが自然の世の有様である。」
安藤昌益 『自然真営道』 (口語訳、訳の出典は『倫理用語集』,山川出版社,2009年)

日本国の政治行政が確立し泰平の世に初めて生まれた思想。

自然の為ではなく、環境の為でもない。

相手は科学ではなく江戸幕府。

人の為に生まれた。

自然の世の有様に生きていれば、一揆も、デモも、年貢も、税金も、選挙も必要ない。

原子力発電もリニアモーターカーもない。

産業革命、文明開化以前に、持続可能な遷移社会の思想が日本国にある。

生活=自然

どうしようもない何か=空(般若心経)

森林セラピーは、人の為から始まる。

政治行政の医療費削減につながれば、自然の世の有様に近づけるのかもしれない。

森林セラピスト山中慎一朗

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