末期がんの父この人に注目「美と健康の森林セラピー」

40歳で死を迎える想いで、タバコと酒とガムシャラに生きてきた。
森林セラピーが不健康な生き方を「森の生活」にかえた。

2012年1月に肺がん末期の父を自宅で見送った。
79歳。
同じ屋根の下で死んで行く命は多くの事を教えてくれる。
在宅医療で死亡診断書を受け取る。
看護ではなく生活の中で死を迎える。

末期癌の父のためにできることは側にいること。
それは父のためではなく自分のため。
人がどうやって死んで行くのか?
何ができて?
何をしてあげられるのか?
つぶさに感じることができる。

昨年は末期癌の父と森を歩くことができた。
聴くことも喋る事もストレスとなる人と森を歩く。
微笑むことが最後になった。

北海道を離れて、死に近づく選択は、生きる意味を新たにした。

月刊マンション情報紙「ウェンディ」この人に注目「美と健康の森林セラピー」原文から。

森林セラピスト山中慎一朗は2010年9月末で阿寒観光協会まちづくり推進機構を解雇となった。

1994年9月に北海道に移り住み、16年目にして北海道を離れようとした時、父は肺癌末期で余命6ヶ月と宣告されていた。

タバコと酒と仕事で生きてきた東京を離れ、もう十分にガンで死ねると思い、北海道の「森の生活」を始めた。

その時ヘンリー・デビット・ソロー著「ウォールデン-森の生活」を読破していた。

映像制作プロデューサー最後の作品は日本で初めての禁煙コマーシャルCM

スタジオで喉頭ガンの話を聞いたコロンビアライト氏が2010年10月に逝去。

「ガンの死」を見たくなった。

父は医師の宣告の倍以上の1年4ヶ月を山中慎一朗と一緒に生きた。

2011年12月。

「しんちゃん、入院したほうがいいかな?」と聞かれた。

「うちで死んだら。一緒にいれるから」と答えた。

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