森林セラピーから森林浴へ2


 今日の北海道版の朝日新聞広告特集で、企画・制作:朝日新聞社広告局の「森はいちばんの“癒やしランド”」が掲載されました。

 森(しん)発見その1「最新科学でも証明 森林の癒やし効果」ということで(独)森林総合研究所、(学)日本医科大学を参考資料として「森林浴ツアー」が紹介されています。KITAGAS、北海道森林管理局、王子製紙㈱、㈳北海道森と緑の会がメインスポンサーとなっています。

 うーん。やっぱり森林浴なんですよね。

 「いつになったら森林浴から森林セラピーになるのかな?」と思って山崎山林時代ではイライラしてましたが、現在は山崎山林から解放されて、「やっぱ森林浴だよね」といった感じです。

 実は山崎山林時代にも、近くの森林公園での森林浴をおススメしていました。山崎山林の森林セラピーは4,300円からです。丸二日間の森林セラピーとなると13,300円からです。内地からのお客さまとなると、これに交通費、宿泊費、食費等の諸々がプラスされます。とても高額な森の癒やしツアーとなります。

 森林セラピー基地「山崎山林」にいらっしゃったお客様には、半日の森林セラピーを体験していただいて、森の楽しさ気持ちよさの実感をお持ち帰りしてしていただいて、後は家の近くの森林公園で一人での森林浴をリピートしていただければと提案してきました。

 山中慎一朗の森林セラピーは、結局いきつくところは森林浴であることを認識しての森林セラピーでした。現在は森林セラピーにかかわっていないので堂々と森林浴をおススメしていますが、また、森林セラピーにかかわることになったら森林セラピーをおススメすることになるでしょう。

 これはそれぞれの立場でのおススメでして、本当におススメしたいのは「森を歩く」ことです。森林セラピーとか森林浴とかのレベルではなくて、自然、哲学、宗教、文化、歴史、科学と私たちが生きてきた時代を動かした全てが森の中にあるのです。それらの中の何か一つでも森で楽しんでいただければと思います。

 山中慎一朗がおススメするその中で最も手軽なのが森林浴です。そして森林浴を楽しむためのヒントが森林セラピーです。ガイドと森の癒やしを感じることが森に足を運ぶきっかけとなってくれます。森を楽しく感じることができれば、森の自然、森の哲学、森の文化とステップアップすることにもつながります。

 100年生きても決して全てを知りえない森を生涯学習と生涯スポーツのフィールドとすれば、つまらない老後を過ごすことは決してないでしょう。

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