信濃町の森林セラピー体験。

 信濃町の森林セラピーをご案内していただいたのは、信濃町認定森林メディカルトレーナーの長谷川悦子さん(54歳)。

 前日の夕方に、宿泊先のログペンション セシル クラブに長谷川さんがいらっしゃって、森林セラピーのカリキュラムを組んでもらう。日帰りのお客様以外は必ず前日に会うという。

 朝9時に宿泊先に迎えに来てくれる。なるほど、流れがスムーズである。森林セラピーロードに行くまでのストレスがなく、気持ちよく森林セラピーに入れる。信濃町にもいくつかの森林セラピーロードがあるが、もっとも初級のロードを長谷川さんと歩いた。山中慎一朗の森林セラピーは初級に限る。

 森林セラピーの導入に、目をつぶって聴覚と、嗅覚、触覚の感覚を目覚めさせてくれる。そして自分の心と体を意識させてくれる。森林セラピーの準備体操?

 普段、人間社会では閉じぎみな世界を、森の手前で蘇らしてくれる。

 「裸足になって歩いてみませんか?」芝生と石の上を裸足で歩く。自然の楽しみ方へのステップアップ。森に入る前に、子供の頃の純粋な心を蘇らしてくれる。森を楽しむ準備体操?もう森の中では何でもアリ?

 「森に入りましょう」

 杉林の中を歩く。長谷川さんとまったりとした時間。たぶんこれは山中慎一朗がまったりしていたからだろう。長谷川さんはお客様に合わせた森歩きをされるのかと。

 森が開けたところで、お茶をいただく。長谷川さんの手作りのお菓子とケーキのおもてなし。長谷川さんは創作家。これからお菓子メーカーが長谷川さんのオリジナルレシピのお菓子を販売するとのこと。なるほど、本当においしい。 

 森の香りを楽しみながら、沢の水にふれる。

 森を感じる。素材はいくらでもある。それを知っているメディカルトレーナーは、きっかけを作ってくれる。もちろん、しなくてもいい。でも、山中慎一朗としては是非とも多くの方にチャレンジしてもらいたい。森は必ず、数倍の何かを与えてくれる。それを長谷川さんは知っている。

 「沢の水を足で感じてみましょうか?」森の感じ方をどんどん膨らませてくれる。次から次へとのんびりと展開する。どれほどの森の時間が過ぎたのだろうか?

 「それでは、森で一人で過ごしてみましょう」とレジャーシートを手渡され自分の場所を探す。シートを敷いて寝転がる。

 森の独り占め。これまでの森林セラピーの旅で、毎日のように森の中で、一人で過ごす時間があった。でも、長谷川さんがつくった森の独り占めの時間は、それで格別だ。誰かがそばにいる。それが森林セラピーの一人の森の時間。とっても贅沢なひと時。

 信濃町の森林セラピーは「ひととき(人と木)の会」の森林メディカルトレーナーが案内してくれる。窓口は信濃町役場産業観光課癒しの森・企業誘致係。長谷川さんは癒しの森の宿ペンション アルムのママ。えっちゃんと呼ばれている。いろんなところと繋がっている信濃町。いろんな人に会える。

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