山梨県山梨市の森林セラピーの旅

 鳥取県智頭町の長谷川浩司さんと山梨市の森林セラピーロード西沢渓谷を歩いた。

 最初に山梨市役所で観光課課長の小林孝さん、課長補佐の穐野今朝貴さん、副主査の磯村賢一さんから森林セラピーの現状のお話を伺った。

 山梨市では観光課が森林セラピーの窓口となっている。ガイド料金は1組8,000円など。西沢渓谷1周コースは10kmを4時間から6時間かけて歩く。ご当地認定の十数人の森林セラピー案内人が年間200名ほどを案内しているとの事。

 今回の森林セラピー案内人は笠嶋義弘さん67歳。山梨市・森林セラピー推進協議会のガイド部会長。トレッキング、クライミングのキャリアを持ち、登山ガイドもする。山の話を聞かせてもらった。

 ここでもツリーハグをしていた。もちろんツリーハグなんて言わない。「ツリーハグ」は山中慎一朗の造語。北海道鶴居村の森林セラピー基地プライベートフォレスト山﨑山林をプロデュースしていた頃に流行った「フリーハグ」をパクって名付けた。テレビ番組でも取り上げてもらったが何の浸透もない。

 笠嶋さんは休憩の度に手作りのアロマウォーターを吹きかけてくれる。たっぷりなフィトンチッド。渓流トレイルはマイナスイオンもたっぷり。

 森林セラピー弁当は700円。天ぷら、甘露煮など森の中で美味しくいただける。

 ここにもパワースポットがあった。山の神の沢。気の通り道。パワーが吹き抜ける。

 聴診器でコケに流れる水の音を聞く。

 今まで歩いた中で一番長い森林セラピーロード。高低差もあり、足場もレベルが高い。エスケープルートもないので、足に自信のある方におススメ。
 なんとも水が美しく、どっぷりと森にも浸かれる。自然の音に包まれる。

 レベルの高いトレッキングの森林セラピーが西沢渓谷にあった。

 森林セラピーガイド、森林セラピストは山梨市観光課が受け付けたお客様を案内するには、ご当地認定の試験をパスする必要がある。もちろん西沢渓谷はフリーロードで観光バスも入ってくる。バスガイドはフリーだが、森林セラピーガイドにはフリーにならない森林セラピーロードがほとんど。これからの森林セラピーが問われる。

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