「とも」森の会話with森林セラピスト

 この地球が氷に包まれていたことを想像してみる。恐竜が走り回り、自由に空を舞っていたことを想像してみる。今立っているこの地が海となっていたことを想像してみる。

 地球の自然は、それほどまでに姿を変えてきた。それ程までの力を持っている。それは人間が誕生する前の出来事。

 その後に誕生した人間が、自然に何が出来ようか?自然を守る?共生する?

 地球はまた再び、人間がいない自然にすることが簡単にできる。恐竜でもいい、新しい知的生物でもいい。地球の自然はいつも多彩な生物と共にいる。人間である必要はない。

 人間は人間と共にいる為に自然をどうにかしようとしているだけ?共なる自己愛。

 人間は自己愛からではない生き方を始めれば、地球の自然、宇宙と共にいる関係が見えてくる。人間の生き方が見えてくる。

 ふと、山中慎一朗は森で思った。

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