単独冬山登山「縞枯山」ピラタス蓼科ロープウェイ


 ほんとに一人ぼっちだった。トレーニングのため縞枯山に登った。単独冬山は初めてだったので、どんな感じなのかメンタルトレーニングもかねて。

 ルートは、ピラタス蓼科ロープウェイで山頂駅まで。坪庭から縞枯山荘を経由して縞枯山ピークへ。展望台を楽しみ、五辻へ。森林浴展望台から山頂駅。ゲレンデを滑降。ロープウェイ2.1km+5.2km強+ゲレンデ4km。

 縞枯山荘の先の縞枯山登り口までは、カービング・ウロコ・テレマークスキーで快適に楽しめた。スノーシューに履き替えて山頂までの登りは結構きつかった。スキーを背負ってきたのを後悔するぐらいに枝に引っかかる。スノーシューだけの方が楽。単独の登りはペースが速まる。初めてのトレイルなので不安が募る。午後から天気が崩れるとの情報で、昼までに戻りたい。

 山頂からの絶景で、フィジカル・メンタルともども回復。写真撮影に忙しい。

 展望台がどこなのか確認のため歩き出す。展望台でこれまた絶景。ミラクルは起こった。南アルプス、中央アルプス、北アルプスすべてが見える。日本の山は凄い。かっこいい。

 果たしてここから今来たルートの約1.5kmを戻るか?五辻を経由して約3.7kmを帰るか?何とか天気は持ちそう。今来たルートの勾配はわかるが、五辻のルートは未知。下りからトラバース、登ってもさほどではないと読む。距離的に2時間。森林浴展望台に魅かれる。単独冬山メンタルトレーニングに来たのだから前に進む。

 展望台からの五辻までの2.0kmを速足で下る。所要時間20分。先に見えるルートは緩やかな登り。精神的な安心感。地形的に登ってもそれほどでもなさそう。お昼まであと10分。12時30分の到着を予想してゆっくりペースで1.7kmを歩きだす。まだ日が射している。

 10分で森林浴展望台。先が見えたのでさらにペースを落とす。やはり単独はペースが速まる。今回は天候が心配だったのでしょうがない。ゆとりあるトレッキンペースがこれからの課題。

 12時20分山頂駅到着。誰一人とも合わなかった。スキーに履き替えて人のいるゲレンデを楽しむ。

 山中慎一朗は無事帰ってきた。

 ロープウェイ、テレマークスキー、スノーシュー、登山、ゲレンデスキーの初見周遊コースを独りで楽しめた。今回はトレイルがほぼハッキリしていたので、ラッセルもなし。次のトレーニングはあるのかな?

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