バージンスキーヤーはテレマークスキーから入れ!by山中慎一朗


 テレマークスキー教(狂)で悟った。アルペンスキーは回り道だったと。ボーイスカウトで初めてのゲレンデスキー。バブルで「私をスキーに連れてって」スキー。

 原田知世はかわいかった。

 バブル後半はSAJスキー検定スキーと、アルペンスキー一筋。昨シーズンにやっとカービングスキーに乗った。

 そして、今シーズンからテレマークスキー。

 人は何故?スキーに乗るのかを知った。

 それは、生きるために必要だから。

 除雪がなく、スノーモービルがなく、石油が無かったら、人は雪国でテレマークスキーに乗る。ゲレンデスキーでもなく、歩くスキーでもなく、ノルディックスキーでもない。もちろんジャンプスキーでもない。

 雪ぐにを移動するテレマークスキーは、フィールドを広げるスキーとなってしまった。

 しかし、いまだにテレマークスキーは生きる世界をつくってくれる。

 滑れなくてもいい、カッコ悪くてもいい、雪まみれになって一歩を踏み出そう。誰もいない雪国を歩くことによってスキーの意味を知る。見せるものではなくレジャーでもない術がテレマークスキーにある。

 まだ一度もスキーを履いていないバージンスキーヤーは、ヘブンスそのはらSnow Worldテレマークスキーからの一歩をおススメする。

 映画「岳-ガク」の小栗旬は三歩。森林セラピスト山中慎一朗は何歩?

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