大震災の復興は再生？再考？from森林プロデューサー

　大震災の復興は再生なのか？再考なのか？

　津波で跡形もなくなった町。

　未曾有な災害と呼ばれるが、次に来る同じレベルの津波は未曾有ではなくなる。

　何年先になるか？は想定できないが、子孫が遭遇することは確実視できる。

　生まれ育った土地。

　代々続いた土地。

　住み慣れた土地。

　いつか大災害が来ることはわかっていても住み続ける。

　なぜ？

　人は習慣ではなく、本能で生きているのか？

　同じような津波を防波できる堤防を作れるとは想像できない。

　津波が来ることも、被災することもわかっているのに、住み続けようとする人。

　知識でも、認識でもなく、理解でもなく、計り知れないものがそうさせているかのように感じる。

　どんな自然災害に遭遇しても絶えることなく生き続けた人類の歴史の根底には何があるのだろうか？

　山中慎一朗はエマソンの「自然」を読みながら再考している。