天国と地獄。死者はそれぞれの国に向かう。
日本にも天国への坂と地獄への穴がある。
「黄泉比良坂(よみひらさか)」は天へと上る坂。「猪目洞窟(いのめどうくつ)」は地へとつながる穴。
古事記ではイザナギは死んだイザナミに会いに黄泉比良坂を登った。天国へと。
出雲国風土記ではイザナギは死んだイザナミに会いに穴に入った。地獄へと。
イザナミが多くの国神を生んだことから古事記の天国を信じるが、死んだイザナミの「一日千人を殺してやる」は出雲国風土記の地獄に通じる。
山中慎一朗は天国なのだろうか地獄なのだろうか?
死んで迷うことの無いように猪目洞窟を訪ねた。予定していなかった出雲大社に寄ったので天国への道も開けるのかもしれない。
何はともあれこれからの生き方で決まることだろう。
生きている内に地獄の穴は覗いたので、死者の世界は天国の坂を上ることになるのかも。
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